昆虫の生存戦略から我が身の生存戦略を考える

先日、いつものように妻と犬の散歩に行き、帰ってきてから私が先に家に上がっていると、妻が変な声を上げていました。何事かと思ったところ、私がさっきまで履いていたスニーカーに、イモムシがくっついていたとのことでした。私自身はそのことに全く気がつかなくて、いつどうやって付いたのか不思議でなりませんでした。

イモムシは蝶などの幼虫ですが、なぜ昆虫の幼虫には羽根がないのだろうと、よく子どもの頃に疑問に思っていました。一説によると、幼虫は体を大きくするための期間で、この時期に羽根があると、成長の妨げになるからだそうです。そして幼虫の間は鳥などに簡単に食べられてしまうので、早く成長するためのしくみだと言えそうです。

ところが、カマキリの幼虫は成虫と同じような形をしていて、脱皮するのが難しいので、大きくなるのに時間がかかるそうです。しかし素早く動けるので外敵から捕食され難いということです。

昆虫の世界にもそれぞれの「生存戦略」があるというわけです。これは、地球上のすべての生物についても言えることでしょう。私自身の生存戦略を振り返ってみると、若い頃は生き急いでいたように思います。転職先を決めずに会社を辞めたりと、無茶なこともしました。

年齢を重ねるうちに、世の中のことが徐々にわかってきて、若い頃に無茶ができたのは、運がよかっただけだったことに気が付いてきました。その頃たまたまバブル経済で、どこもかしこも人手不足だったので、転職先はどこにでもあっただけでした。

そのことに気が付き、結婚して家も建てて守るべきものができたこともあり、考え方が慎重になってきました。しかし若い頃のような行動力が減退しているのを歯がゆく思っています。

何も行動しないことが最大のリスクと言われる昨今、このままではいけないという想いを抱きつつ、次の取るべき行動について思案しているところです。これはこれから先をどう生きるべきかの「生存戦略」に他なりません。

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